アシナガバチは日本に多く生息し、それでいて猛毒を持つ危険なハチでもあります。記憶力に優れ、一度巣を作った場所に何度も再築することが多い厄介さも持ち合わせています。そのためアシナガバチ駆除は専門の業者にお願いするのが良いでしょう。依頼主に危険が無いだけでなく、再発防止まで行ってくれるからです。
スズメバチは国内では約20種類が生息しており、主に人に危害を加えるのはオオスズメバチとキイロスズメバチの2種類です。オオスズメバチは主に山や森に生息し、地中や樹洞などの閉鎖空間に営巣します。極まれにですが、人家の屋根裏などに営巣する場合があります。キイロスズメバチは、樹の枝や樹洞、家屋の屋根裏、軒下など様々な場所に営巣します。越冬した女王蜂が4月下旬から営巣を始め、6月頃に働き蜂が羽化し始めると、巣は急速に巨大化し、9月中旬頃には最盛期を迎えます。新女王蜂とオス蜂が羽化し始めて、巣を離れる11月頃にはほぼ営巣活動が終わり、巣中の働き蜂及び幼虫は全て死んで、巣はその役目を終えます。どのスズメバチも巣の利用期間は1年で再利用される事はありません。両種とも非常に攻撃的、且つ縄張り意識が強く、近づいただけでも襲われる恐れがあります。強い毒を持った針で刺されると、強烈なアレルギー反応をしめす「アナフィラキシーショック」を発症する恐れがあり、最悪の場合は死に至ります。黒や赤、青などの色に寄って来る習性があるので、この色の服装などを身に着けている場合は注意が必要です。
スズメバチの巣は、作り始めの頃はお椀を逆さにしたような形をしていて、次第に丸いボール状の形を成していき完成します。茶色いまだら模様で、出入り口は一つです。春先はまだ巣も小さく、攻撃性も少ないのでスズメバチ駆除は比較的容易です。地方自治体によってはスズメバチ駆除を行ってくれる、又は防護服や駆除道具を貸してくれる所もあるので、先ずはそこへ相談してみましょう。スズメバチ駆除をする際は、白色の防護服や駆除道具を用意した上で、スズメバチが巣に戻っている夜間に行います。蜂は光に向かって来る習性があるので、懐中電灯などには赤いセロファンを貼っておきましょう。蜂駆除専用の殺虫剤を1〜2m離れた場所から、蜂の動きが止まるまで巣全体に噴き付けます。動きが止まったら、巣をゴミ袋に被せて外し、殺虫剤を噴き付けてから袋を閉じて終了です。スズメバチの最盛期となる6〜10月初旬までは、攻撃性が一番増す時期ですから、この頃にやむを得ずスズメバチ駆除をしなければならない場合は、役所などの地方自治体や蜂駆除専門業者に駆除の依頼をする事を推奨します。
スズメバチを見かけたら近寄らないことが鉄則ですが、万が一にも自身のテリトリー内に巣を作られてしまったら駆除をするしかありません。小さな巣でも危険は大きいので、完全防御装備をした駆除会社のスタッフにスズメバチ退治を任せましょう。
コウモリが建物に住みついてしまうと建物に住む人や利用する人が被害に遭う危険性があります。コウモリは鳥獣保護法によって殺処理が基本的に禁止されている動物なので対処する時はコウモリ駆除業者に依頼するのが良いです。